CAM TECH BLOG

株式会社CAMのエンジニア・デザイナーの活動を綴るブログです

株式会社CAMの技術ブログです。 エンジニアとデザイナーの活動や組織文化を綴ります。

19新卒デザイナー研修レポート(6) 〜爪を研ぐ!新卒研修〜

f:id:cam-engineer:20190613152350p:plain

初めまして。CAM19年度、新卒デザイナーの趙(ちょう)です。

大学時代はグラフィックデザインと広告学を学びました。ポスターを作ったり、雑誌などのブックデザインも作りました。

インターネットがとても急速に広がる時代で、ニューメディアに基づいて思考した上で大学院でメディアアート(映像メディア)を専攻して自主映画も制作していました。

2019年の4月に、CAMの新卒としてサイバーエージェント(以降、CA)の新卒デザイナー研修に参加し、感じたことについてブログで書かせていただきます!


スケジュール

今年の研修は、Abema タワーズの10階で行われました。毎日素晴らしい景色を見ながら、ゴールデンウィークも含めると約2ヶ月弱の期間で、基本週に1課題のペースで、5つの課題に取り組みました。

f:id:cam-engineer:20190613153137p:plain
▲ 窓から見た夕焼け

5つの課題:

  • インフォグラフィックス
  • Webデザイン
  • HTML
  • UIデザイン
  • ゲームデザイン

学生時代から、これまでやったことのない、新しいやり方で作品を作ることがとても好きでした。今回の研修では、ほとんどがこれまでにやったことのないものだったので、課題のスケジュールをもらった時、素直に嬉しいと思いした。

研修が終わった時、最初の頃の少し軽率な気持ちから、慎重な態度と真面目な反省がくわわり、研修と言っても仕事なのだと理解しました。


マウンテン

研修の最初に、デザイン基礎演習でタイポグラフィをやりました。これは初めてではありませんが、こんな高い水準を求められているとは思ってもいませんでした。

タイポグラフィとは、書体、大きさ(ウェイト)、レディング、配置・構成(レイアウト)などの設定だろうと思っていましたが、研修で実施したタイポグラフィは、カーニング・ペーシングにより重きをおいたものでした。

課題は、英単語「mountain」のカーニングを調整するというものでした。自分の目を使って、感覚的に字母と字母のディスタンスが同じになるように調整しました。

できたと思ったら先生にチェックしていただき、修正します。OKが出るまで何度も繰り返したら、丸1日以上もかかってしまいました!

「ソフトウェアが自動的に調整したものとこんなに違うのか!」という驚きより、デザインの基礎をもっと勉強しておけばよかった!と恥ずかしく思いました。

AIがデザイナーの代わりに高速で大量のデザインを作ることができるというニュースも見ましたが、どうすればデザイナーとして実際の人間が作ることの強みを発揮できるかを考えるべきでした。

「mountain」を通して、人間じゃなければできないことが見えてきました。これから、基礎強化と共に、人間デザイナーとしての強みをより身につけていこう、力にしていこうと思います。


インフォメーション

今回の研修を通して、「情報整理」がとても大事だと気づきました。

どの課題も扱う情報量が結構多くて、「一体ユーザーに何を見せたいのか、何を知らせたいのか」、「一番見せたい・知らせたいことは何か」こういう質問がフィードバックの時によく聞かれました。なので企画の最初だけではなく、情報の整理と絞り込みを徹底しました。

インフォ課題は特に大量の情報を扱わないといけなかったので、整理に苦労しました。

「インフォグラフィックス」だけで見ると、インフォ(情報)の大切さがわかると思います。本当に正しい「その」情報を得るために、ほぼ2日掛けて沢山の情報を収集しました。

そして、「何のために」「何をターゲットに」「何を伝えたい」か、5W1H思考法(When/いつ、Where/どこで、Who/だれが、What/なにを、Why/なぜ、How/どのようにして)に基づいてこれらの問題を何回も考えた上で情報を絞ってから、ようやくコンセプトが決まりました。


f:id:cam-engineer:20190613153222p:plain
▲ 初期のコンセプト

デザイン案を出した後、研修の講師、評価者及び先輩たちに意見を聞いて、5回ぐらい修正をしました。そのプロセスでアピールする情報は3つぐらいに絞られました。


f:id:cam-engineer:20190613153242p:plain
▲ 案1(左、提出)「昇格マップ」;案2(右)「昇格列車」

その後の課題、例えばUI課題やゲーム課題でも、デザインを作成する時、確かに表したい事が沢山あるけれど、全ての事を目一杯盛り込んでしまうと消費者・ユーザーを必ず混乱させてしまいます。

それ故にデザインを作るときに「これで、本当に正しいか」をよく自問して、情報を整形すると同時に、頭も整理する事が重要だと言えます。


f:id:cam-engineer:20190613153303p:plain
▲ ゲーム「WORM BATTLE」ホームページ(中間)


f:id:cam-engineer:20190613153316p:plain
▲ ゲーム「WORM BATTLE」ホームページ(提出)


「情報整理」は、デザインをする場合に限らず、どのような問題に直面するときでも、行うことでよりクリアな考え方ができるのだと気づきました。


先輩たちからの一言

研修に限りませんが、CAM に入社してから先輩デザイナーにもらったコメント、フィードバックの中で、私にとって興味深かった言葉は以下の通りです。


「デザイナーは魔法を作らない」

感じたこと: 地に足を着ける。


「自分が思った完成より20%完成度をあげよう」

感じたこと: 完成度ではどこまで高めても問題ない、インプットも同様だ。


「とにかく手を動かす」

感じたこと: アイディアやイメージがどんなによくても、作らなければゼロだ。


最後に

デザイナー研修の前に、スローガン研修というものがありました。その時、初心に立ち返ることについて思考させられました。

私のチームが提案したスローガンは:

「One Step, Every Step」

解釈について:「初心に立ち返るより、初心のままで行った方がいいのではないだろうか。最初の一歩(OneStep)を忘れずに、マイペースでもずっと最初の1歩のように踏み出しましょう(EveryStep)」という考えです。

新卒研修は終わりましたが、これからの仕事で、研修のマインドセットを失わないようにしっかり覚えて頑張っていきます!

ブログリレー、次はキャンプ飯の達人・濱口くんです。


www.cyberagent.co.jp